『靴道』
LEAD[導く] 良い靴は良い場所(未来)へあなたを導きます。
ROAD[靴の道] 靴を選んだときから、あなたと靴とのお付き合いは始まります。
履いた靴を自ら手入れし、靴と向き合うこと、それが【靴道】のこころです。
日本では専門分野を「道」と名付ける慣習があります。
茶道、華道、書道、弓道――「道」とはプロセスであり、未来へ至る過程を意味します。
【靴道】は靴という道具を大切に扱うこと。
あなたが靴にかけた手間と時間、そして心は、いずれあなたに返ってくることでしょう。
靴はいつもあなたと一緒です。
そして、どんなに手入れしても、手にいれた当初の状態を保つことはありません。
細かい傷、少しずつ馴染んでいく革、それらは靴の個性となります。
靴はあなたと共に歩むことで、世界でただ一つのかけがえのない存在になっていくでしょう。
私達は靴を綺麗に保つ技術はお伝えします。しかし、それが最終目標ではありません。
靴を磨くのは1日、1週間、1年を振り返るため。
歩んだ道を確かめる人生のプロセスなのです。
プロセス、すなわち道。
【靴道】の究極の目的は、「実りある人生」そして「人間力」を得るために自分を磨くことです。
全ての「道」は、技術を学ぶだけでなく、技術を通して心を学ぶものだと私達は考えます。
それは、日本人が技術と共にプロセスを大事にしていることの表れでもあります。
より良い人間関係を作り、コミュニティに調和していくため、「道」を学び続ける必要です。
良い靴は良い場所(未来)へあなたを導きます―――【靴道】